中国電力株式会社中電病院 臨床工学技士の元山明子氏が発案した「Emora」は、日本臨床工学技士会が主宰する第5回医工連携Awardにて「ベストディベロップメント賞」を受賞しました。


中国電力株式会社中電病院 臨床工学技士の元山明子氏が発案した「Emora」は、日本臨床工学技士会が主宰する第5回医工連携Awardにて「ベストディベロップメント賞」を受賞しました。
株式会社北浜製作所(本社:⼤阪市中央区、代表取締役社⻑:⻘井和夫)は、中国電⼒(株)中電病院 臨床⼯学技⼠ 元⼭明⼦⽒との医⼯連携により、⾮観⾎式⾎圧計腕帯⽤空気漏れ検出器Emora(エモラ)” を開発しました。
本製品は、⾎圧計の腕帯ならびにホースのエア漏れを点検する機器です。ポンプの駆動⽅法に⼯夫をし、正確な測定を可能にしました。
(製品紹介ページ: https://www.emora.jp )
病院施設等に数多くある医療機器の中でも、⾎圧計は保有数も多く使⽤頻度が⾼いため、修理の機会が多い機器です。しかし、⾎圧計不具合の原因は、本体ではなく腕帯やチューブ部分の消耗によるエア漏れに因ることが多いのが実際です。
簡単に腕帯のエア漏れを検出できる機器があれば⽇常的な点検を⾏うことができますが、これまで Emoraのような簡易的なエア漏れ検出器は存在しませんでした。
Emoraの操作はボタン⼀つで、判定も⾃動ですので専⾨知識を必要としません。病院施設に限らず、⾼齢者施設、献⾎ルーム、学校保健室など様々な場所・場⾯においてEmoraがあれば短時間で簡単にエア漏れの点検ができます。
(製品動画:https://youtu.be/tEjaw28sB9Y)
*本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本ユースリリースに記載された内容は発表⽇現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
株式会社北浜製作所のプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89312
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社北浜製作所 ヘルスケア医療機器事業部 広報担当:倉⽮
電話:06-6491-8290 携帯:080-6238-5456
メールアドレス:kurayak@kitahama.co.jp
FAX:06-6491-8100
PR TIMES: 血圧計の適正な維持管理に エアモレをラクに検出できる “Emora(エモラ)” 1月26日より販売開始
第11回中四国臨床工学会(光家努大会長)において、Emoraの開発に関わる一般演題の発表があります。
今回はEmoraの原案を考案した元山明子氏ご本人による発表です。
演題『非観血式血圧計の主観的点検による消耗品交換から客観的な点検を実現する空気漏れ検出器「Emora」の開発』です。
筆頭演者は中国電力株式会社中電病院ME管理室の元山明子氏です。
空気漏れ検出器の考案から始まり、それを改良改善していくために企業と連携していく流れ、そのための手段について発表します。
この製品が臨床工学技士に必要であるか否かと言う視点だけでなく、医療界全体で必要としている人が居るならば、ノウハウを持った者が開発することはリーズナブルであり、今回は社会性がある活動であるかどうかという視点でも、臨床工学技士の皆さんには発表をお聴き頂ければと思います。
展示ブース出展はリモート開催により実現しませんでしたが、オンライン展示を実施しています。
[Link] 第11回中四国臨床工学会 オンデマンド配信 ログイン
当初は人数を絞って現地開催とリモート参加のハイブリッドが計画されていましたが、COVID-19の影響により完全リモート開催となりました。
オンデマンド配信は予定を繰り上げて9月18日から、ライブ配信は予定どおりの10月2日・3日に開催されます。
あれは8月17日のお盆休みが終わろうとしている頃の出来事です。
毎年お盆や正月は、入院患者が自宅に帰ったり、医師の休暇取得に伴い予定手術を減らしたりするため、大掃除や在庫確認・断舎利など整理整頓が行われます。
小児外来から電話がありました。「引き出しに入れていたSSサイズのカフを使おうとしたら使用できない、リークしているか見て欲しい」
ME管理室に届いたカフの外布はとても綺麗で状態が良かったのですが、Emoraを使用して点検を行ったところ「NG」
そう、あんなに見た目は綺麗なのに、中のカフはリークしていたのです。
おわかりいただけただろうか。
サイズが小さく、滅多に使用しないため大事に引き出しに保管していたのですが、劣化は進んでいます。いざ使用したい時に使用できない事があるのです。
あなたの病院の引出しにも、使用頻度の少ないカフが眠っていませんか?
それはEmoraで点検する必要がありそうですね。
本日より第23回日本医療マネジメント学会がオンライン開催されます。
学会と同時に、企業展示ブースもオンラインで実施されます。学会ホームページにオンライン展示専用ページが設けられておりますので、ぜひご覧ください。
2021年7月15日
Emoraのオンライン展示は、特設ページへのリンクとなっております。
Emoraの簡単な紹介動画や、特徴を掲載しております。
第23回日本医療マネジメント学会学術総会(亀山雅男大会長)において、Emoraの開発に関わる一般演題発表(口演A)があります。
演題名『看護業務への負荷最小化を目指した実用的なエア漏れ点検器具の医工連携による開発』、筆頭演者はNES株式会社の西謙一氏、共同演者は中電病院に元山明子氏です。
Emoraの開発に至る経緯について、特に医工連携に関わる部分の発表となっています。
医療界と産業界が連携することで、医療現場の課題解消の可能性を高める事ができるという事が本演題の主旨であり、本来であれば会場でフロアーとのディスカッションが生まれるはずでしたが、今回は質疑応答がないため、議論は次の機会に持ち越しとなりました。
演題名:看護業務への負荷最小化を目指した実用的なエア漏れ点検器具の医工連携による開発
演者:西謙一、元山明子
演題番号:1-E-41
当初の予定では6月25日~26日に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症ワクチンの大規模接種会場となったためオンデマンド開催に変更となりました。
オンデマンド開催の期間は2021年7月15日~30日です。
世界中のどこからでも参加できます。
2021年6月25日~26日に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開催予定でした第23回日本医療マネジメント学会は、新型コロナウイルスワクチンの『大規模接種センター』として会場が使われる事となったため、オンデマンド開催に変更になりました。
当社では学会場で行われる企業展示に出展する予定でしたが、開催方法の変更に伴い、ウェブ上でのオンライン展示に切り替える事となりました。
EmoraやEVARECTAなど当社製品をご紹介させて頂く予定でおりましたので、現在オンライン展示に向けて動画制作などを進めております。
会期は2021年7月15日から30日に変更になっております。
期間は延長され、全国から参加しやすくなっております。
オンライン参加登録も7月26日まで受け付けておりますので、ぜひ学会へご参加いただき、ついでに弊社展示もご覧いただければ幸いです。
再び皆様にお目にかかり、叱咤激励を頂戴できる日を心待ちにしております。
2021年6月24日
学会員様や事前登録者様宛に届く抄録集の後付けに、協賛企業として北浜製作所も掲載されています。
第23回日本医療マネジメント学会学術総会オンライン展示
ボタン操作1つ
Emoraの動作開始はワンプッシュ。
約1分で結果
Emoraの測定時間は最短1分。
良否は自動判定
Emoraは空気漏れを客観的に自動判定。
血圧計が故障したとき、その原因として装置本体を疑うか、カフ等の消耗品を疑います。
今までは『血圧が測定できない』という症状しか見る事ができませんでした。
Emoraの登場により、消耗品にエラーがある場合は検出できるようになりました。
消耗品交換だけなら、院内でも作業できるので、デッドタイムの短縮につながっています。
※.現場からのご意見に基づき掲載しております。故障の原因は様々であり、消耗品のエラー要因も様々ありますが要約して掲載しております。
カフ(マンシェット)は使えば劣化します。
だいぶ傷んだカフだなと思っても、使えそうであれば交換しない事も多いかなと感じています。
でも、いつになったら交換すべきか、判断基準はありませんでした。
Emoraを使うと、カフを膨らませたときだけ出てくるような亀裂からの漏れも検出できるので『エア漏れしたので交換』と堂々と言えるようになります。
これまで、まだ使えるカフも捨てていたかもしれません。
客観的に判断できるようになれば、無駄に捨てる事もなくなり経済的です。
※.現場からのご意見に基づき掲載しております。カフは穴が開くなどの故障が無くても期間を区切って交換を推奨しているメーカーもございますので添付文書等の指示をご確認願います。
2021年4月24日夜に開催された臨床工学技士100人カイギ Vol.13に、Emoraの考案者である元山明子氏が登壇しました。
約10分間のプレゼンテーションの中では、臨床工学技士という職業を持ちながら、どのように生活をしているのか紹介されていました。
そのライフワークの1つである『Emora』の開発についても紹介されています。
フルムービーが公開されておりますので、ぜひご覧ください。
[Link] 臨床工学技士100人カイギ: 「仕事と育児と時々開発」 元山 明子 先生 臨床工学技士 100人カイギ Vol.13 #1